ニコラス・ハーン・ファミリー － モントレーへのコミットメント
ハーン・エステーツはニコラス・ハーン・ファミリーにより設立され運営されています。ニコラス(ニッキー)・ハーンはスイスのビジネスマンで野心家・慈善家でもあり、大胆な冒険好きのスピリットが彼をそして彼の家族を1970年代にモントレーと言う土地に導きました。ハーン家がロンドンに住んでいる時、彼らはカリフォルニアワインの素晴らしさを発見しました。2年間のリサーチで、彼らはモントレーの息を飲むような美しさと理想的なブドウ栽培環境を知り、モントレーへやってきました。ニッキーはこの地域がアメリカのほかのワイン地域と同じように世界に通用するワインを産出するポテンシャルを持っていることを直ぐに感じました。彼と妻のゲイビーは1980年にスミス＆フック・ワイナリーを購入し、モントレーのポテンシャルを引き出すための基礎工事を開始しました。

ハーン・エステーツ / スミス＆フック － 牧場からヴィンヤードへ
スミス牧場は馬の牧場で、隣のフック牧場では何世代にも渡って牛を飼っていました。彼らの主要なロケーションはサリナス・ヴァレーを見下ろすサンタ・ルチア・ハイランズの丘の上で、プレミアム・ヴァラエタルを栽培する理想的な環境の土地でした。スミス＆フック・ワイナリーはその牧草地をブドウ畑に変え1980年にカベルネ・ソーヴィニョンのファースト・ヴィンテージをリリースし、高い評価を得ました。

1991年、ニッキーはハーン・エステーツのブランドを立ち上げ、モントレー・カウンティの畑から造られたしなやかで親しみやすくリーズナブルな価格のワインをリリースしました。ドイツ語で「Hahn(ハーン)」は雄鶏を意味し、ハーンのワイン・ラベルには雄鶏が描かれ、彼らのヨーロッパ人である伝統継承を表しています。ハーン・ファミリーが造った最初のワインにはスミス＆フックの名前を残しましたが、ハーン・エステーツはハーン・ファミリーによって生産される主要なブランドとなり、現在の「ハーン・エステーツ / スミス＆フック・ワイナリー」として知られるようになりました。

再生 / 新しい章：醸造
ハーン・エステーツ / スミス＆フック・ワイナリーの新しい章は2000年に始まりました。ニッキーは長年の友人であるビル・リーガンを呼び入れ、9億円以上をかけてワイナリーと畑のリノヴェーションに着手しました。再生は新しいマネージメントと新しいワインメイキング・チームによって始められ、リーガンは2001年に社長に、そしてワインメーカーのアダム・ラザール、モントレーで著名な醸造家のバリー・ニカウをコンサルタントとして新しいチームを立ち上げました。ワイナリーと畑に大きな投資が入り、ハーン・エステーツ、スミス＆フック、レッド・フライヤー、2006年にリリースした新しいブランドのサイクル・グラディエーターの４ブランドは品質、生産量共に大きな変化を遂げました。またハーン・エステーツは2002年に始めたHRM レックス・ゴリアテで大きな成功を遂げ、このブランドは2005年秋にコンステレーション・ワインズに売却されました。

卓越したモントレーのワイン
カリフォルニアのセントラル・コーストの美しさはカリフォルニアの中でも最もよく知られているユニークなライフ・スタイルの美しさでもあります。モントレー・カウンティのドラマチックな太平洋の景色、歴史あるコミュニティ、芸術、青々とした松林、豊富な農産物は冒険家や船乗り、芸術家、物書き、旅行者を100年以上に渡って招き寄せてきました。99マイル続く息を呑むような太平洋コースタルラインは、他のカリフォルニアのカウンティには自慢する事のできないものです。

このような素晴らしいモントレーのワインをハイレベルに持ち上げるべく、ハーン・エステーツでは、「全てのワインが特別なものであり、育った土地を表現するもの」と言う哲学の下、ワインを造っています。ハーンのワインはモントレーのユニークな考え方、スタイル、環境などモントレーの全てを賞賛しています。