ブライアン・クローサーとローリン・ソールズはニューワールドのブドウ栽培北限緯度のオレゴンの土地を獲得するために名乗りを上げました。その地は冷涼で、時間をかけて完熟するピノ・ノワールとシャルドネに最適な土地でした。そしてアーガイル・ワイナリーは1987年からワールド・クラスのシャンパーニュ方式で造られたスパークリングワインと樽発酵のシャルドネ、収量を抑えて斜面で栽培され絹のような舌触りのピノ・ノワールを造り続けています。そして2000年にはワイン・スペクタ－誌において遂に「オレゴン・プレミア・ワイナリー」に選ばれました。

アーガイルはニュードスン・ヴィンヤード、ストーラー・ヴィンヤード、ローン・スター・ヴィンヤードの3つの畑でブドウを栽培しています。120エーカーあるニュードスン・ヴィンヤードは最初の植樹が1972年から1974年に始まった畑で、そこのランドマークになっているダンディー・ヒルズにある標高の高い斜面で栽培されているブドウは、アーガイル・スパークリングワイン用の重要なブドウです。そしてこのニュードスンには古樹のブロックとオールド・ワールドのデイジョン・クローンが密植されている新しいブロックがあります。

ダンディー・ヒルズのニュードスン・ヴィンヤードの南にストーラー・ヴィンヤードが広がります。1995年に最初に植樹され、ニュードスン同様、最新の技術を持って造られた畑です。このニュードスン・ヴィンヤードはオレゴンの中でも最高品質のピノ・ノワールとシャルドネを産出する畑の一つです。

1996年にはローン・スター・ヴィンヤードで知られるエオラ・ヒルズの東側斜面に160エーカーの畑を購入しました。ダンディーにあるアーガイル・ワイナリーから南に25ｋｍ程のところに位置し、この温暖な畑では主にディジョン・クローンのピノ・ノワールが栽培されています。この畑はオレゴンの中でも最高のピノ・ノワールの一つになれる可能性を秘めた素晴らしい畑です。

全てのブドウは手摘みされ、小さなバスケットに入れてワイナリーへ運ばれます。ブドウは2℃で一晩保存され翌日破砕されます。低温で一晩置くことで完熟した果実の個性をブドウに蓄え、酸化を最小限に抑える事ができます。

アーガイルのスパークリング・ワインは全てヴィンテージ入りです。シャルドネとピノ・ノワール2つの品種がアーガイル・ブリュット、ニュードスン・ヴィンヤード・ブリュット、エクステンディド・ティラージュ・ブリュットで使用されます。品種の割合は毎年変わり、フロントラベルに表記されます。アーガイル・ブラン・ド・ブランはディジョン・クローンのシャルドネ100％から造られています。